吠える意味を知る
家に遊びに来たお客さんにワンちゃんが吠えてしまう。
時には、何度も来ている人にも吠えてしまうことがあります。
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?
来客に向かって犬が吠える意味は3つあります。
- 縄張りに入ってきたよそ者に警告をあたえる
- 入ってきた人間が何をするか分からない恐怖感
- 来客に会えた嬉しさや遊んで欲しいという欲求
特に3つめの原因は、他の2つとは全く逆の意味を持っていますね?
飼い主さんが、ワンちゃんが吠えている意味を取り違えてしまうと、
うまく無駄吠えを止めることができません。
警戒や恐怖
縄張りを守るために吠えるとき、
ワンちゃんは自分が群れのボスになった気分でいます。
普段から「飼い主さんが頼りないな」と
ワンちゃんが感じていると、
こういった警戒の行動が多くなります。
正体不明の侵入者が何をするか分からなくて怖がってしまう。
これも、普段飼い主さんがしっかりとしていれば、ワンちゃんも安心して
来客を迎えることができます。
恐怖心や警戒心を抱いているワンちゃんには、そっと頭や背中をなでながら
「大丈夫だよ」と優しく声をかけてあげましょう。
まずは、ワンちゃんを安心させてあげるのが一番です。
犬のことが好きなお客さんなら、家に入るときになでてもらったり、
おやつをあげてもらうなど、協力してもらいましょう。
そうやって、知らない人に慣れておくと吠えにくいワンちゃんになります。
お客さんに撫でてもらうときは、いきなり頭の上に手を出すと、
犬は「叩かれるのでは?」と思ってしまいます。
恐怖心が強いときは、お客さんの手に噛みついてしまうこともあります。
最初は、頭の下や肩のあたりからゆっくり、そっと触れてもらいましょう。
喜んで吠えてしまう
ワンちゃんの中には、
お客さんが大好きな性格の犬もいます。
知らない人でも、来客があると
嬉しくなって吠えてしまいます。
玄関先でいつまでも吠えてしまうと、
近所迷惑にもなってしまいますね。
いつまでも吠え続けてしまうワンちゃんには、鍵の束や空き缶などを床に落として、
大きな音を出してワンちゃんの気を別のものにそらしましょう。
こういった性格のワンちゃんには、少し厳しめに声を出しても大丈夫です。
上で紹介したような、お客さんに協力してもらうトレーニングは不要です。
嬉しくて喜んでいるワンちゃんに、おやつまであげてしまったら、
来客がさらに好きになってしまいます。
吠え声にオヤツを要求する意味まで足されてしまったら、止めるのは大変です。
犬が吠えている意味をしっかりと理解して対処しましょう。